子育ての授業を義務教育にいれてほしい

妊娠出産の仕組みまでは義務教育で学んだ覚えがありますが、その後新生児から1歳くらいまでの子育てについて、教える授業があってもいいと思う。

 

お七夜、ハンドリガード、モロー反射etc…

知らない単語が多すぎる。

日本の風習としての、子供が生まれたあとのイベントとか、赤ちゃんの成長における独特の行動とか、多くの親は多分妊娠してから、あるいは産んだあとに知ります。怒涛の勢いで新語が出てくる。高校の英単語のテストレベルで新語出てくる。

私の場合、お七夜はそもそもお七夜が過ぎてから知ったので、イベントとして何もできずでした。

こういう大変さを何処かで余裕があるときに、教育があったら良かったなあと思います。

 

世の、既婚女性と未婚女性の相容れない壁も、ある程度知識差が原因となっている部分がある気がします。

知らないから話が合わないし、興味も湧きにくい。

 

そういう教育も、少子化政策の一種じゃないかなーと思った次第です。

 

生後2ヶ月の夜

実家で子育て中である。

 

子はようやく生後2ヶ月。母乳と人工乳の混合で育てている。2日に1回しかうんちをしてくれない頑固ちゃんで、気まぐれなタイミングで頑張り始める。

 

深夜5時である。

授乳して、ミルクを作って、冷ましている最中に、おむつを交換して手を洗って、戻ったらいきんでいた。

 

なんせ2日に1回定時イベント化していて、軟便の液状うんちがいつも横モレする大量に排出されるのが常。眠気も覚める夜明け前。脳内は警報一歩手前。

前に母がうんちし終わっただろうと、おむつを変えようとしたら、まだ残っていたうんちランチャーが発射されて大惨事にあった。二の舞い演じるわけにはいかない。

いきむ子(それさえもかわいい)のおしりの下に切り開いたビニールを敷き、そのさらに下に換えのおむつを広げた。

おしりふきも4枚程度スタンバイしておく。

 

いきむ声が終わった。どうやらついに玉切れらしい。しかし油断大敵。細心の注意をしながら、替えたばっかりおむつを開けばそこは既に海。

手前に残ったおむつで土手を作る。ここはそう、東部戦線の塹壕である。むやみに突撃したら痛い目をみる。

あ、そろそろ泣き始めた(それもまたかわいい)。恐る恐る、手前からおしりふきで拭く。汚れたおむつは素早く土手内へ入れ込んで補強とする。

どうやら本当に球切れの模様。いまのうちに、とおしりふき全面突撃をかます。4枚ではたりない!と、至急増員を追加。

横を見れば既にサイドギャザーは決壊。ビニールまで浸水開始している。敵勢力侮りがたし、しかし勝利の兆しは我が軍にあり。

 

背中まで拭き上げて、最後に仕上げ拭きをしたところで、ビニールごと汚れたおむつを素早く回収。消臭エチケット袋へ突っ込んで、封を縛る。きれいなおむつをしてあげれば、子は少しぐずぐずしながらも泣き止んだ。

終わった…良かったよう…

 

もう一度手を洗って、授乳させて、ミルクを飲ませて、しばらく抱っこして、背中スイッチに気をつけながら、再度寝かしつけをしたら、時刻は既に6時過ぎ。朝日が出ていた。今日も母の1日が始まる。私の隈はまたすこし濃くなった。

 

 

なお、翌日。

スマートウォッチの黒いベルトに子のうんちが普通についていたことに気がついたのは、母に寝ている子(天使)をたくして、約1週間ぶりに外出着を来て、家の近くのスタバで30分ぼーっとして、人間活動をしてリフレッシュして帰ってきたときだった。

場所的に、スタバのスタッフさん絶対に気づいてたよね。